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Archive for the ‘お知らせ’ Category

 

カフェマゼコゼ管理人から、今月いっぱいで、マゼコゼは飲食店ではなくなるというお知らせをさせていただきました。
私と妻からすれば、元に戻るだけのことなのですが、長野に暮らし始めてから、マゼコゼという場所で繋がった皆様からすれば、マゼコゼがなくなる…という印象をお持ちになるのも当然かもしれません。
やはりあの場所では経営が難しいのね…なんて思う方も多いでしょうか。
確かに、経営からすれば、そもそも喫茶という営業形態で利益をあげるには、人通りの多い場所で、もしくは回転率を高めるしかないわけで、そういった意味か らすれば、人通りの少ない、しかも路地裏の喫茶営業で利益をあげるなんてことはまったく無謀であることは、変わり者を自覚する私たちであっても理解はして いたつもりです。
ようするに、私たちにとってカフェは目的ではなく手段であったということ。もちろん喫茶やカフェをその程度のものだと言うつもりはまったくありません。子供の頃、長野にたくさんあったカフェや喫茶店のようなお店がもっともっと増えてほしいと思います。

 

…で、思うわけです。私が思うそうしたカフェや喫茶店とは何であるのか と。
カフェとは何であるのか…については、長野に暮らすようになる以前からずっと考えてきたことです。
そもそもは、東京の西の郊外都市、国立市という街に長く暮らしながら、PlanterCottageという場所を運営してきたことに始まる場づくりが、東京から長野市へと暮らしの場を移したことをきっかけに「カフェ」になっただけ。
私たちにとって、カフェマゼコゼはPlanterCottageとなんら変わらない場づくり。そう考えると、そんな場づくりを気がつけばもう15年以上も続けてきたことになります。

 

「カフェとは飲食店という意味ではない」
これについて、PlanterCottageを運営している頃から、色々な人たちとずっと話したり考えたりしてきました。
ある時期は、吉祥寺のマンションの一室をコミュニティーカフェとして運営するメンバーになってみたり、ものづくりの人たちが集まる場を企画運営したり…と。カフェにとっての重要性とは何であるのかということを実践と体験からたくさん感じ考えてきたつもりです。
長野市に暮らすということを決めた時、それまで東京で実践したきた形態をそのまま始める気にはなれませんでした。
ここで生まれ育ったとは言え、25年以上の長い間、この街の変化を知らなかった私としては、そして、この街のことは何も知らない妻にしてみても、この街でいきなりPlanterCottageは始められない…。
まずは、自分たちがここがどんな場所であるのかを知らねばならないし、自分がここで何ができるのか、どう関わってゆけるのか、そしてここに来るまで何をしてきたのかについて知ってもらうためには、喫茶店という形態を用いるが最も良いのではないかと思って始めたこと。
PlanterCottageが東京での百葉箱であったように、まずは、ここ長野を知るための百葉箱をつくる。それが、カフェマゼコゼだったと言えます。

 

長野に暮らし始めて6年。マゼコゼを始めて5年半。
この間にカフェマゼコゼによってたくさんの「いま・ここ」を知ることができました。
昨年秋からは、それまで自分の中に留めていた、「美学創造舎マゼコゼ」の具体的な一歩として、マゼコゼ内の一部屋を片付け、小林野々子さんによる「造形教室つちくれ」も始まっています。

 

皆様のおかげで、ここ長野という場所がどんなところであるのかをたくさん感じながら、たくさんの素晴らしい仲間とも巡り会えている。
マゼコゼを訪れる人は確実に増えている。
そうした現状をあれこれ考えてみると、いつのまにか私たち自身が、カフェ=飲食店という認識に縛れていやしないか…それによって本来すべきことが疎かになりがちだということに気付き、考えた結果、飲食店としての機能は無くすと判断することに至りました。
これからは、「美学創造舎マゼコゼ」として、私たちが考えるカフェを実践したいと思っています。

 

来月よりマゼコゼは飲食店ではなくなりますが、今までと同じく、人が集い語り合える場であることに変わりありません。
ようやく、図書館&ギャラリーPlanterCottageとカフェマゼコゼが繋がれる時がきたのだと思っています。
すこしづつではありますが、書籍、古本の販売なども増やしてゆきたいと思っています。
今後ともどうぞ、マゼコゼをよろしくお願い致します。

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美学創造舎マゼコゼを運営するリキトライバルS・A・W は、
「生命」「美しさ」についてを共に考え、共につくるためのワークショップを行っています。

第3回 「火の哲学~火造り」
※座学(講義+ディスカッション)
8月1日(金)19時~21時
場所:美学創造舎マゼコゼ(長野市長門町)
料金:¥2,100(テキスト代、飲みもの代 込み)
定員10名(1名以上の申し込みがあれば実施します。)

ワークショップのお申し込みは、
美学創造舎マゼコゼ 026-225-9380
またはメール rikitribal@yahoo.co.jp

「生命」「美しさ」についてを共に考え、共につくるためのワークショップ
第3回「火の哲学~火造り」

私たちが暮らす地球の中心核には重量比にして35%の鉄があると推定されてはいるものの、地球表面部分(地下約16kmまで)に存在する元素は酸素49.5%、シリコン25.8%、アルミニウム7.56%、鉄4.70%…。
人類の歴史の中で、鉄は極めて重要な役割を果たし続けてきてはいるものの、採掘可能資源量を採掘量で除した残存資源量は約70年と推定されています。
この鉄と私たちを結ぶもの…それは火の力。
今回のワークショップでは鉄から火を考えてみようと思います。

1、鉄とは何か
2、鉄を感じる
3、鉄と暮らし
4、鉄を産む…たたら
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東京都国立市から長野市へと活動の拠点を移して5年。ようやく、ここがどんなところなのか…自分はいまここで何をすべきなのか…が薄っすらと見えてきたような気がしている。
それは、私たちの長野暮らしを支えてくれた人・もの・こと…多々ある中でも、私の意識の奥底に常にあリ続けているもの。
それとの関係性は、自分がここに暮らす為に欠かすことができないと思う。

「火」
ここでの暮らしの中で、「火」が繋いでくれたものはあまりにも多い。

如何に冬を生きるか。
ここに暮らすようになってから、一年とは冬が中心なのではないかと思うようになった。
私が冬好きだから だけではない。
四方を山に囲まれているここ。
山の神々と大きな関係があるのだと思う。

既に大都市と言っても過言では無い長野市街地に暮らすことに慣れてしまうと、冬も単なる一つの季節だと思ってしまいがちだ。
とは言えやはり、ここの冬は長い。

季節の長さとは、気温だとか、天候だとかでは無く、意識の中のあり続ける時間のこと。
10月の半ばあたりを過ぎれば、この街をとり囲む山の上には既に冬がある。
冬はあの向こうの山の上から降りてくるものだと誰もが知っている。
3月も半ばをすぎれば、冬はまたゆっくりと山の上へと戻ってゆく。
街中に暮らす人にとって冬は半年…山に近づけば近づくほど冬は長い…。
北の県境にある六月村は、その昔、6月も過ぎた頃になると次の冬を想ってお年寄りが泣き出すから六月村なのだと聞いたことがある…かつてその村の暮らしとは、冬を生きることそのものだったと言うことなのだろう。

火は、私たちがここで生きる為、冬を生きる為に欠かせないものであった。
それは同時に、山から降りてくる冬を迎え入れる為のものであったのだと私は思う。
ここに暮らす人々にとって、私たちの生命をも脅かす力を持つ冬は、神そのものであったはずだ…。
火とは、山の神々がもたらしてくれるもの…。
人々は山の木々を刈り、その木で火を焚き、冬を招き入れる。
火こそが私たちと山を繋ぐものなのだと思う。

長野は祇園祭り。
街を巡る屋台は山車(だし)と言う。
山車とは山を引く車…
山は神々。

【RIKI-TRIBAL S.A.W Workshop のお知らせ】

■第1回「燃焼哲学~火の力」
人間は火を用いることによって何を得たのか。失ったものがあるとすればそれは何か。火とは何であるのかを考えながら、暮らしに直結した燃焼を皆さんと共に考えます。
※座学(講義+ディスカッション)
7月18日(金)19時~21時
場所:美学創造舎マゼコゼ(長野市長門町)
料金:¥2,100(テキスト代、飲みもの代 込み)
定員10名

※ワークショップのご予約、問い合わせ、お申し込みは、リキトライバル(小池マサヒサ)までお願いします。
RIKI-TRIBAL S.A.W(リキトライバル S.A.W)
026-225-9380
rikitribal@yahoo.co.jp

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美学創造舎マゼコゼ
(RIKI-TRIBAL Sustainable Art Works)
スタッフ募集 と ワークショップのお知らせ

◆スタッフ募集◆
美学創造舎マゼコゼを運営する、リキトライバルS.A.W では、スタッフを募集しています。この募集は基本的には有給でのスタッフ募集ですが、短期間の研修スタッフ、WWOOF的なスタッフについても随時募集しています。
仕事内容についての詳細、働き方など、直接お会いして相談させて頂きたいと思います。

※スタッフ募集についてのお問い合わせ
RIKI-TRIBAL S.A.W(リキトライバル S.A.W)
026-225-9380
rikitribal@yahoo.co.jp

◆RIKI-TRIBAL S.A.W Workshop◆
リキトライバル 小池マサヒサによる、「生命」「美しさ」についてを共に考え、共につくるためのワークショップをシリーズで行います。

※ワークショップの問い合わせ、ご質問、お申し込みは、リキトライバル(小池マサヒサ)までお願いします。
RIKI-TRIBAL S.A.W(リキトライバル S.A.W)
026-225-9380
rikitribal@yahoo.co.jp

自分の悩み、課題、関心ごと…そうしたことが何であるのかを表すことはとても苦しいことだと思う。
かつて表現することが楽しいと思ったこともあったような気もするけれど、今はどうかと聞かれれば、楽しいとは答えない。
木を伐ることも、重い石を持ち上げることも、土を捏ねることも、文章を書くことも、それをせずにはいられない。だからそうする自分。
自分の中の、どこか奥底で沸き起こるそうさせる気持ちとは何であるのかが知りたい。自分を揺り動かすその力とは何であるのかが知りたい。
それを知ろうとすればするほどに、表せば表すほどにとても苦しい。
でも、苦しいけれど嬉しい。
生命も、美しさも、そうすることでしか感じられないものなのかもしれない…と思う。
RIKI-TRIBAL S.A.W  小池マサヒサ

■第1回「燃焼哲学~火の力」
※座学(講義+ディスカッション)
7月18日(金)19時~21時
場所:美学創造舎マゼコゼ(長野市長門町)
料金:¥2,100(テキスト代、飲みもの代 込み)
定員10名

内容:人間は火を用いることによって何を得たのか。失ったものがあるとすればそれは何か。火とは何であるのかを考えながら、暮らしに直結した燃焼を考えます。火と暮らし第2回では、TLUD Stovesを制作します。
RocketStoves、TLUD Stoves、WoodgasStovesなど、Biomass Cooking Stovesを中心としてBioStovesについてご興味ある方、理解を深めたい方は、第1回へのご参加をご検討ください。(料金の割引もあります)

■第2回「火と暮らし~木を燃やす」
※実技 (TLUD Stovesの制作)
7月22日(火)午前10時~午後3時
(制作実技は午前中2時間、午後はTLUDを持って近隣の森へのトレイル)
場所:美学創造舎マゼコゼ~旭山周辺の森
料金:¥4,500(テキスト、材料費、簡単な昼食代 込み)
※第1回WSに参加した方 ¥4,000
定員:5名

内容:Biomass Cooking Stovesの一つとして注目されている、TLUD Stoves(Wood Gasstoves)を自分で制作し使いながら、火と暮らすことについて考えます。
午前中の2時間は制作実技。午後は、制作したTLUDStovesを持って、森へと出かけます。構造はもちろん、燃料による違い、火の付け方なども学びます。

■第3回「燃焼哲学~火造り」
※座学(講義+ディスカッション)
8月1日(金)19時~21時
場所:美学創造舎マゼコゼ(長野市長門町)
料金:¥2,100(テキスト代、飲みもの代 込み)
定員10名

内容:私たちが暮らす地球の中心核には重量比にして35%の鉄があると推定されてはいるものの、地球表面部分(地下約16kmまで)に存在する元素は酸素49.5%、シリコン25.8%、そしてアルミニウム7.56%・鉄4.70%…。人類の歴史の中で、鉄は極めて重要な役割を果たし続けてきたものの、採掘可能資源量を採掘量で除した残存資源量は約70年と推定されています。私たちが鉄を暮らしに取り入れる為に欠かせないもの…それは火の力。鉄と火の関係を紐解きながら、私たちが生きる未来を共に想像したいと思います。

■第4回「火と暮らし~鉄を叩く」
※実技(鍛造)
日時 調整中(参加希望の方の都合にあわせ決定します。)
場所:RIKI-TRIBAL Studio(長野市妻科)
料金:¥5,000(予定)
※第3回WSに参加した方 ¥4,000(予定)
定員:5名

内容:鉄を切る。鉄を熱する。鉄を叩く。鉄を曲げる…など、
火を用いて鉄と関わりを学びます。
簡単な鉄の道具、あるいは、オブジェを制作する予定です。

 
TLUD
 
 

 

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RIKI-TRIBAL Sustainable Art Works(リキトライバルSAW)は、
Sustainability(持続可能性)をテーマに、「美学創造舎・マゼコゼ」の運営をはじめ、アートワークショップ、アートワーク、オーダーメイドによる各種ものづくり、店舗・住宅・庭などのデザイン施工…などを行っています。

1999年に東京都国立市から始まったRIKI-TRIBALは、2009年、長野県長野市に活動の本拠地を移し、RIKI-TRIBAL Sustainable Art Worksとして活動を開始、善光寺にほど近い門前町の裏路地にある古い倉庫を改修し「美学創造舎・マゼコゼ」の運営を始めました。
https://mazekoze.wordpress.com/about/

私たちは、「美学創造舎・マゼコゼ」のみならず、RIKI-TRIBALとしての様々な活動を通じて、生きる力の学びと「いま・ここ」の働き方 についてを考え、実践する場をつくりたいと考えています。

長野市での活動を始めてからこれまで、「美学創造舎・マゼコゼ」は、『カフェマセコゼ』を主軸として運営してきましたが、大きく揺れ動く「いま」という時代、「ここ」という場所についてのあれこれを考えるにあたり、今後は、『美学創造舎』として活動をより充実させたいと考えるようになりました。そのためには、「美学創造舎・マゼコゼ」全体の運営方法、運営体制、場所のデザイン…あれこれを考え直さなければならない時期にきていると思っています。

現在、RIKI-TRIBAL SAWでは、私たちと一緒に、「美学創造舎・マゼコゼ」の企画、運営に携わってもらえる仲間を求めています!
この仲間の募集は、雇用とは少々異なるものです。

『生きる力の学びと「いま・ここ」の働き方』そして、私たちの場づくりに興味を持って頂ける方。
カフェマゼコゼまでお出でくださるか、Facebook、または、美学創造舎マゼコゼBlog内よりメッセージをお願いします。
また、お友達などで、ご興味ありそうな方がいらっしゃいましたら、お声がけしてくださるとありがたいです。
皆様、どうぞよろしくお願い致します。

『美学創造舎マゼコゼ』
〒380-0843 長野市長門町1076-2
Tel&Fax : 026-225-9380
代表者: RIKI-TRIBAL 小池マサヒサ

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2013

この世を一年生きれば一つずつ歳を増すのがあたりまえ
…とはいえ、ついにここまで来たか…という想いは拭えない今年。

年末年始が好きじゃない自分。
追いまくられるのはなによりも嫌い…できることなら年末年始は冬眠でもしてやり過ごしたいと思うそのくせ、冬好きな自分にとっては冬眠して冬が短くなってしまうのは困る。
それが何であれ、自分をやる気にさせるものがある…ってことはありがたい。
ほんとうの冬の過酷さを知らぬ者の戯言だと叱られるかもしれないが、どうにも好きになれない年末年始を冬眠せずにいられるのは、やはりこの冬のおかげだと思う。

我が家の冬の暮らし…マゼコゼの冬に薪ストーブは欠かせない。
マゼコゼのメイン暖房は、このあたりの山間部では定番の薪ストーブ…“時計型ストーブ”を自分で改造した薪ストーブ。
燃料を少しでも節約するため=「煙を燃料として燃やす」為に、「ロケットストーブ」と呼ばれる燃焼構造を市販品の時計型ストーブの中に組み込んだ。
なので、“時計型ストーブ改ロケットヒーター”
自分をやる気にさせるもの…冬がそれであることは確かだけれど、“時計型ストーブ改ロケットヒーター”を使い始めて4シーズン目…この薪ストーブと冬完全に一体化してしまったようだ。

…ということで、マゼコゼでは1月を
「Rocket Stoves & Biomass Cooking Stoves」月間とし、

『なぜいまロケットストーブなのか?』 …についてを、
RIKI-TRIBAL Sustainable Art Works的にご紹介したいと思います。
なにぶん急な思い付きでもありますので、内容は不安定だとは思いますが、私…小池マサヒサが「ロケットストーブに出会い、関わり、つくってきたことで見えること…について皆様と一緒にお話しできたら…という緩い企画です。

マゼコゼで稼働中の“時計型ストーブ改ロケットヒーター”の見学はもちろん、場合によっては、このストーブを使って、は釜でご飯を炊いてみると良いかもしれませんね…。
自分的には、ここ最近ロケットストーブに似た“TLUDストーブ”大注目中で、現在設計中の住宅にはこのTLUDストーブをキッチンの調理用に是非使いたい…ともくろみ中。このTLUDストーブの試作品もご覧いただけます。
もちろん、火をつけてお湯を沸かして、それでコーヒー飲みましょう。

寒さを感じたら…、冬が好きな方、是非マゼコゼにお出かけ下さい。

『RIKI-TRIBAL Sustainable Art Works 的 Rocket Stoves 2013』

場所 : 図書館・ギャラリー マゼコゼ
日  : 2013年 1月中
時  : 12時~18時
(土・日 お休み)

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長野市に暮らすようになって、カフェマゼコゼという場所を持ってからは、マゼコゼの小池さん、とかマゼコゼさんって呼ばれるようになってしまって、私たちの屋号…RIKI-TRIBAL(リキトライバル)は殆ど知られていない。
結果、小池さんていつもマゼコゼにいるんですか?とか、ほんとうは何する人なんですか?…って感じで、私が何者なのか知らない人は多いと思う。

RIKI-TRIBAL的には、Cafeマゼコゼは 妻であるつねこさんの担当 、RIKI-TRIBAL的なArt担当が私・・小池マサヒサ。
…??
まぁ、これでRIKI-TRIBALを知って欲しい。。。ってのはどだい無理な話し…。
でも正直
これじゃぁやばい!!…と思う今日この頃

昔も今も、東京に暮らしている時も長野で暮らし始めた今も、RIKI-TRIBALなArt活動?ってのを面倒臭がって伝えていない…伝わっていない。
ほんと…どうしたらいいのだろうか?…誰か教えてほしい…。

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2002年のPlanterCottage外観

 

RIKI-TRIBALという屋号で活動を始めたのが1999年3月。東京の国立市にPlanterCottageという場づくりを始めた時と同時なので、RIKI-TRIBALとしての活動は13年目。
PlanterCottageBlog
できること・していることは昔も今も変わらず…変われず? RIKI-TRIBALは、Sustainabilityをテーマに「場をづくり」を行っています。
Sustainability…持続可能性は、循環が連鎖する状態…ぐるぐる周りめぐって元に戻る…みたいな感じ。
テーマは実に素晴らしいと思うのですが、現実は、日々のあれこれに追われて眼がぐるぐるまわっちゃって、なかなか前に進めない…という矛盾を抱えているのがRIKI-TRIBAL。

 

本屋さんや美容室や飲み屋さんや花屋さんやカフェや○○さん宅をつくったり、大工さんになったり左官屋さんになったり水道屋さんになったり、看板や椅子やテーブルや棚や照明や薪ストーブをつくったり、子供と一緒にキャンプしたり、絵を描いたり工作したり、山に木を切りにいったり、薪を割ったり火を焚いたり…。
まぁ、RIKI-TRIBAL的にあれやこれや色々やってます…ってのが本当なんだけど、そんなあれやこれやを、とにかくみ~んな知ってもらうしかないんだろうなぁ…って思います。

 

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文京区O邸鉄鍛造門扉
私がつくる時、多く使う素材は鉄、木、土。特に鉄は鍛造(鍛冶屋仕事)という手法を用いることが多くて、この写真にあるような大きなものをつくるのは時間もかかるし体力的にも結構大変。

 

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下北沢雑貨屋DJENNE
アフリカに魅せられた女の子が始めたアクセサリー屋(既に閉店しました)砂漠の遊牧民のテントをイメージし天井には海に流れ着いた大量の流木を使っています。

 

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代々木上原の古本屋Lospapelotes
人気の古本屋さん。Art本や絵本もたくさんあります。自分的にこのデザインは結構お気に入り。小田急線代々木上原下車1分です。

 

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国立市の茶道具屋 茶室 虚空庵
残念ながら既に閉店してしまったけれど、自分的にはかなり入り込んでつくった茶道具屋さん。けれど・・・
う~ん、やはり閉店は店舗の宿命か…と考えさせられます。

 

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国立市 A邸のベランダ 空き缶積み+左官
オルタナティブ工法?空き缶積み。 空き缶積みは大きな強度が得られることは研究で実証されています。
それに+左官で自然で自由なラインがつくれるので、私的にはお気に入りの手法です。

 

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横浜市 H邸 アジアンなキッチン
ネパールに何度も旅行に行っているという夫妻の住む家の、洞窟のようなキッチン。

 

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日野市 自然食料品店 自然甲斐

 

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川崎市 M邸 洗面台

 

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吉祥寺 美容室Laugh tab floor
東京武蔵野吉祥寺の、路地裏にある美容室。鉄と土を大量に使い、暗めの照明の店内は美容室というよりはバーな感じ。かっこいい!です。

 

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岩手県葛巻町 森と風のがっこう
岩手県葛巻町の山村の廃校となった学校をつかって続けられている場づくり。
今年から開催される循環の森づくりでは私も講師としてワークショップを行います。

 

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RIKI-TRIBAL 代表

 

…ということで、コンポストトイレについてのあれこれも、RIKI-TRIBAL的なArtな仕事についてのお話しです。

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Q:なぜコンポストトイレなの?って聞かれて、
A:興味があったから…と答えてしまえば、
やっぱり小池さんてちょっと変わってますね。で終わってしまうかもしれません。
だから、今回はちょびっとだけ社会背景も交えながら、自分の浅はかな知識をひけらかしてしまおうと思います。

 

Ecological sanitation…エコロジカル・サニテーションって聞いたことはありますか?
Ecological sanitationは文字にするとちょっと長いので、Ecosan とか Eco-san(エコサン)と書いたり言うことがほとんどです。
これを簡単に言ってしまえば、「生態系を考慮した衛生のしくみ」
もう少し詳しく言うと、
「人や動物の排泄物を、水を使わずに汚染や病気を防止・安全なものに変化させ、農作物の育成に利用する方法」
ようするに、“うンコとおシッコを肥料にしちゃえ!”っていうしくみ…と覚えても間違いじゃありません。

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うンコもおシッコも資源として活用すればゴミじゃなくなる…という循環のしくみそのものがEcological sanitation(Ecosan)
“Composting toilet”はEcological sanitationを具体化する装置です。

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ほんの少し前までの日本には、排泄物(うンコやオしッこ)を廃棄物としてでなく資源として扱い、その中に含まれる栄養素を再利用するしくみが暮らしの中のあたりまえとしてありました。
江戸時代の中期にはし尿のリサイクルシステムが完成し、し尿の買い取りのしくみがつくられていたようです。
江戸時代からSustainability(持続可能性)を学ぶ…は今や常識になりつつあります。

 

昭和に入り工業発展が国の政策として重視されるようになると、次第に農村から都市に人口が集中し始め、し尿の供給はだぶつき始めます。
都市部ではし尿の浄化が必要になりますが、その殆どは海洋投入処分をせざるを得ない状況になります。そして戦後…昭和20年代半ばになると食料不足から化学肥料が大量に利用されるようになり、し尿の需要は更に低下します。
これにさらに拍車をかけたのが、GHQの指導で昭和25年に作成された、「し尿の直接農地散布禁止令」でした。結果、町中にし尿が溢れ、あらゆるところに不法投棄され始めたことで伝染病が大流行。
都市部には下水道の整備と共に超大規模なし尿浄化槽が造られ、発生するし尿の処理が始まり現在に至っています。ちなみに2010年の日本の下水道普及率は73.7%、長野県は78.5%、長野市は84.7%、東京都は99.2%だそうです。
http://www.jswa.jp/suisuiland/3-3.html

Ecosanの取り組みが積極的に行われているのは、先進国側から発展途上国と呼ばれている国々がほとんどです。
でもしかし、こうした国々こそEcosanでは先進国なのです。
ようするに、下水道が普及率が高い国々、都市ほど、エコロジカルサニテーションへの注目度、必要性は低くなるということ。
Sustainability(持続可能性)のリアリティーはEcosanのリアリティーに比例します。
超がつくほどの巨額を投じて建設され維持管理される下水道や汚水処理場が整備されたにも関わらず、下水道を使わない…トイレも水洗化しない…なんて人は、間違いなく変わり者…あきらかにマイノリティーです。
でも、そんなマイノリティーな人々がみんな社会に迷惑をかけている…かけてしまうとは限りません。
でもしかし…そうとは言っても、今の日本の状況を考えれば下水道や下水処理施設型からEcosanに切り替えることはできないでしょう。
だからこそEcosanには大きな可能性がある…もっとたくさんの人がEcosanを知って、そしてEcosanを経験してみてほしいと思います。
それは、私たちが矛盾を抱え込まないための大切な一歩なのです。

 

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言うまでもなく、3.11の被害はあまりに甚大、深刻ですが、電気、ガス、水道といったインフラ=infrastructureの損傷は想像以上に大きく、完全復旧にはまだまだ時間がかかりそうな状況のようです。
各地で上水道が破壊され、水道からの飲料水確保は難しくなっていますが、それ以上に、下水道と下水処理施設の損傷の影響はかなり深刻。上水にくらべ下水は目に見えづらいので気がつきにくいのですが、汚水の処理ができなくなるということは、汚れた水や排泄物の行き場所が無いということ、簡易トイレに溜まった排泄物を収集しても処理することもできなくなってしまうのです。
2011年4月1日の国土交通省の発表によると、岩手県、宮城県、福島県にある下水処理施設147カ所のうち設備損傷が47カ所、稼動停止中の施設が21カ所という状況。復旧には2年から3年かかると見込まれているそうです。
下水処理施設の被害が大きかった理由は、排水施設はどうしても標高の低い場所に作る必要があるため、当然津波の被害も受けやすいから。
東北地方の中でも、下水道が整備され、超大規模なし尿浄化槽による下水処理システムの普及率が高い都市部ほど、事態は深刻です。
こうした現実も、超巨大インフラに頼らざるを得ない私たちの暮らしそのものが抱えてしまった矛盾なのかもしれないと思います。
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私の感性をビリビリ刺激してやまない、故フンデルトヴァッサー氏がデザインした、大阪舞洲スラッジセンター。
当初の計画からかなりの変更を余儀なくされたようですが、それでもフンデルトヴァッサーが下水処理場をデザインしたのか?についてもっと日本人に知って欲しい・・・。
下水処理場には汚水を処理する『水処理施設』と、汚水を処理した後に残る汚泥を処理する『汚泥処理施設』がありますが、この舞洲スラッジセンターは『汚泥処理施設』です。

 

自然界では動物の排泄物は、植物の栄養素を供給し土壌の状態を良く保つという本質的な役割を持っています。
自然界における動物にはもちろん人間も含まれます。

人間の排泄物中の植物栄養素のほとんどは尿中に発見されているそうです。
成人一人当たり年間で約400 L の尿を排出し、それには4.0kgの窒素、0.4kgのリン、0.9kgのカリウムが含まれている。しかもこれらの栄養素は植物に吸収されやすい理想的な状態…窒素は尿素の形で、リンは過ジン酸塩の形で、カリウムはイオンの形でで存在するしていて、尿中の栄養素のバランスは化学肥料のバランスと比べても十分に適しているということです。

あぁ…もったいない、もったいない。

 

Q:ではなぜ?これが使われず下水道に流されてしまうのでしょうか?

 

答えはRIKI-TRIBALまでどうぞ。

 

小池マサヒサ 記

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