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Archive for the ‘言葉’ Category

言語の絶滅

「私たちは種や生物の多様性を守るために多くの金を投じている。ならば、なぜ私たち人類だけが使う特有の言語を同じように活性化させて守ろうとしないのか」

「言語の絶滅」で失われる世界の多様性
http://www.newsweekjapan.jp/stori…/…/2017/01/post-6671_1.php

 

文化とは人がこの世を生きることをつうじて得られる、この世の関係性についての理解の総体であると理解している。
この世の関係性について長い時間をかけて理解し形成されてきた言語とはまさしく究極の文化であり、私たちが如何に多様な社会を生きているのかを知るための重要な手掛かりとなる。と同時に、人としての尊厳、平等性、自由性、自立性、自発性を担保する最も身近な文化表現が言語なのかもしれない。
言語の多様性を守ることは、現代社会に蔓延し続ける無益な争いを食い止めるための大きな手立てとなることは間違いないと思う。

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フランス・パリで起こった、週刊誌「シャルリー・エブド」襲撃事件。オランド仏大統領はこの事件を「テロ」と断定。仏議会は13日、フランスがイラクで実施しているイスラム過激派組織「イスラム国」に対する空爆作戦攻撃継続承認を議決し、仏海軍の主力空母「シャルル・ドゴール」を参加させる意向が表明された。

 

 

「火の灯り」

 

湿った薪が放り込まれる。
薪は燻り煙が充満する。
表現の自由の名の下、反テロリズムが叫ばれる。
預言者の名の下に、我々は死ぬ用意ができていると叫ばれる。
息苦しさが増し、目から涙が溢れ出る。

 

私が欲しいのは冷えた体を暖めるだけの火。
水を沸かすだけの火。
乾いた薪。
薪が燃える音。
湯が沸く音。
雪が降り積もる音。

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「棘」

棘が抜けない。
いつ刺さったのかわからないけれど、
それはもうずっと前から刺さったまま。

アシタカは死の棘を体内に入れて生きていく…。
それが21世紀の人間の運命なのだ…と彼は言う。
  …なるほど、そうなのかもしれない。

棘が抜けない。
けれどそこに痛みは無い。
ただそこに悲しみを感じるだけ。

棘は抜けなくていいような気がする。

8月15日
あの日刺さった棘が悲しい。

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「想」

目には見えない。
匂いもしない。
音もしない。
手を伸ばしてみても掴めない。
覆い尽くされ、身動きがとれなくなるような。
気配。

悲しみは積み重ねられ、押し潰され。
痛みなのか。
悲しみなのか。
空しさなのか。

悲しみは、目には見えないからと言われ、
悲しみは、匂いがしないからと言われ、
悲しみは、音がしないからと言われ。

想う。
想い続ける。
あの日の夕暮れ色。
あの夏の草原の匂い。
あの日はじめて聞いた娘の声。

言葉にはならない。
言葉にはできない。

想う。
想い続ける。
言葉にする必要も感じないほどに。

 

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鍛冶仕事を教えてくれた友人が死んだ。
熱く赤い鉄が冷めてしまったかのような柩の中の亡骸。
火葬炉の中へ柩が入るまでを見送った。
きっと、彼はまた炉の中で鉄のように赤くなる。
生命とは赤なのだと思った。
 
私は今も、彼のいないこの世に生きている。
きっと彼も考え続けていたであろうことを考えながら。
 
生命を宿しこの世へと生まれたものが、この世の生命を喰らう
それが自然。
喰らうのは、生きるためか、死ぬためか。
殺すのは喰らうため。
それが自然。
喰らわぬなら、殺さない。
それが自然。
生命を生かす。
それが自然。
自然に生きて自然に死にたい。
 
この世に生きた生命が、
雪の上に少しだけ
赤を描いた。

 
 

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大気中の緑色に属するもの
彫刻家 若林奮がそう表現したものは何であるのかと考えながら、犬と一緒に、
雪が舞う、白の隙間から薄い青が覗く空を見あげながら雪の中を歩いた。

 

ここには草原が広がっていて、緑色の草原には子供たちが走りまわっていた。

 

草原の先の、池というよりはわずかに広い湖は既に白く、私の視界は向こうの森までずっと白い。
湖面からは、枯れた木が数本顔を出しているはずなのにそれも既に雪に埋もれてしまったか。
あの枯れた数本の木さえあれば、かつてここが周囲と同じ森であったことを想像するには十分だと思っていたのに。

 

私も緑色に属するものであるならば、
この白の中にも緑色が放つ匂いを感じることができる。

 

犬は、雪の中に頭を突っ込んでいた。

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遺伝子

事も無げに今年が訪れ、ようやく息苦しさから解放された安堵を感じるほどに雪は無く 冷え込みも無く。

遺伝子プールに蓄えられた遺伝子は振動し始める。
私はいまどこにいるのか
その確認は急がねばならない 冬が終わる前に。

冬好き ことさら朝起きると雪掻きをしなければならないほどに雪が積もっているような朝が良い。
考える必要の無い 遺伝子の振動する瞬間。
無口な老人の口元が僅かに微笑む あの冬の朝。

いったいこの世の基準とは何であるのか。
美しさとは遺伝子プールの底の 薄く何層にも重なりあった色具合。
切り取ることも、掘り起こすこともできはしない。
糸の先に石の重りを結びつけ、どんなにそっと降ろしてみたところで、
あの薄い層の重なり具合は測れない。

黒い肌の上の赤 雪と氷の上の赤

生きることを 死ぬことを

想え
表せ

山の頂きに立ち
矢を放て

Mountain tribes without borders
ROCK
2014

 
 

Photography Jimmy Nelson
http://www.beforethey.com/

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